火葬式って本当に安い?形式にこだわらない方に最適な葬儀形式とは?
2024/04/10
火葬式は、形式にこだわらない方や費用を抑えたい方に最適な葬儀形式であると言われています。一般的に、火葬式は世話人(葬儀社や火葬場)の手配により、法要や式場を借りずに行われます。そのため、費用が抑えられることが魅力的で、特に急な葬儀などで利用されることが多いです。しかし、本当に安いのか、また形式にこだわらない方に最適なのかを検証してみたいと思います。
目次
火葬式って本当に安い?
火葬式は一般的に葬儀の中でも比較的安価な方法ですが、すべてが安く済むわけではありません。例えば、火葬炉の使用料や棺や遺影などの備品の費用は必要となります。また、宗教者へのお布施やご自宅のお供え物、お焼香の費用も必要です。さらに、葬儀会館や式場での安置料や手配業者の手数料もかかってきます。ただし、規模や内容によっては費用面でかなり節約できるケースもあります。よって、葬儀の形態には葬家の意向や立場などが反映されるため、それぞれの経済力や価値観に応じたプランが必要となります。最近では、火葬式をweb上で手軽に手配できるサービスも登場し、よりコストや手間を減らすことができるようになっています。
形式にこだわらない方に最適な葬儀形式とは?
葬儀形式には、多くの種類があります。それぞれの形式には、それぞれに意味や意図が込められています。しかし、形式にこだわらない方には、最適な葬儀形式は、従来の形式や宗教的な力を持つ形式ではありません。今、増えているのが自由形式の葬儀です。自由形式は、故人や遺族の方々の意向や希望に沿った形で、思い出や感謝の気持ちを形にすることができます。故人やご遺族の方々にとって、感謝や追悼を表現できる自由形式の葬儀は、心に残るものとなるでしょう。また、参列者も自由な形式で参列できるため、心から送る思い出や感謝の気持ちを共有することができます。形式にこだわらない方には、自由形式の葬儀が最適であるといえます。
火葬式と一般式の料金比較
葬儀に欠かせない料金比較について、いくつかのポイントがあります。まず、火葬式と一般式での大きな違いは火葬の有無です。火葬式の場合は、火葬炉での火葬が行われるため、火葬費用が加算されます。このため、火葬式の方が一般式よりも費用が高くなる傾向があります。また、一般式の中には、納棺やその他特別なサービスを含むものがあり、その分、火葬式よりも高額になるものもあります。とはいえ、遺族の希望によっては、必要なサービスを選択できるため、費用が大きな問題にならない場合もあります。葬儀会社によっても料金にはばらつきがあり、しっかりと比較して選ぶことが大切です。
オンライン葬儀サービスの紹介
オンライン葬儀サービスは、成人式や結婚式などと同様に、現代になってから必要性が高まってきたサービスです。特に、コロナ禍での感染拡大によって人々の葬儀観にも変化が生じており、オンライン葬儀の利用が広がっています。オンライン葬儀サービスは、遠方に住む家族や友人でも葬儀に参加できるため、身内だけで葬儀を行うという状況が減っています。また、各種パソコンやスマホ、タブレットなどを利用して参加できるため、居住地に関係なく参列が可能になります。それだけでなく、事前に葬儀の準備も手続きもすべてオンラインで行えるため、不要な出費や手間も省けます。かつては考えられなかったサービスですが、現代では一般的になりつつあります。しかしながら従来の参列の意味を鑑みればオンラインでの葬儀は諸手をあげて賛同できるものではないという側面もあります。
近年注目されるフリーフロー式の葬儀とは?
従来の葬儀では、式場において祭壇を起こし、参列者はその周囲に座ります。しかし近年、その形式に縛られず自由に参列者が動けるフリーフロー式の葬儀が注目を集めています。 フリーフロー式の葬儀は、参列者が自由に動けるように会場をレイアウトし、葬儀中に音楽や映像を流すことで、故人に思いを馳せながら自由に振る舞えます。また、参列者が話し合ったり、思い出話を交換することもできます。 これまでの慣習にこだわらず、故人との別れをより個性的な形で行うことができるフリーフロー式の葬儀は、若年層を中心に支持を受けています。さまざまな形式があるため、一般的な葬儀と異なる印象を与えますが、参列者にとっては、故人をより身近に感じ、思い出を共有できる貴重な時間となることでしょう。