葬儀場に来る人の呼び方

通夜や葬儀・告別式に来られる方はそれぞれ呼び方があります。

 

親戚や親しい友人は参列者と呼び、ご近所さんや会社関係者は弔問客や会葬者と呼んだりします。

これには明確な決まりがあるのですが、今回はシンプルに分かりやすくまとめてみました。

 

【参列】

喪主や家族に呼ばれて葬儀に来る人

来ることが決まっている

 

【会葬】

葬儀があることを訃報などで知って来た人

特に呼ばれた訳ではない

 

【弔問】

自宅や通夜に来た人

 

ものすごく簡単に説明するとこのようになります。

たとえ友人であっても事前に参列の申し出があれば参列者になり、なければ会葬者になります。

実際の葬儀では遺族・親族とそれ以外の方を区別したい時に参列者と会葬者を使い分けたり、相手を立てる意味で参列者と呼んだりします。

通夜は会葬ではなく弔問といいます。

 

斎場で他の葬儀社さんが通夜の時に「会葬者様」と呼ぶ姿を見ると悲しくなります。

火葬場で収骨を知らせる放送で「会葬の皆様」と呼ばれると残念な気持ちになります。

実際に葬儀に関わる職種に就いていても知らない人が多いことに驚きます。

 

似たようなことで、平服を普段着だと思っている葬儀社や葬儀関係者もいることに落胆します。

平服とは略礼服のことで人前に出ても恥ずかしくない服装のことです。

 

幸いなことに普段あまり経験することがない葬儀での一幕なので指摘されることもありません。

指摘されないうちに矯正しましょう。