見積書と請求書の金額が違う葬儀社

葬儀の打ち合わせでは必ず見積書が発行されます。

現在では改善されましたが、見積金額と請求金額が大きく異なる葬儀社も散見されます。

 

葬儀の見積書は各葬儀社によって書式や項目が異なりますが、提示するべき内容はほとんど同じです。

大きく分けると下記のようになります。

 

1.葬儀社に支払う葬祭用具やサービス

2.施設に支払う斎場費用

3.おもてなし(料理や返礼品)

4.宗教者へのお礼(お布施など)

 

この中で葬儀社によって違うものは1の葬儀社に支払う費用です。

2の斎場費用はどこに住んでいて、どこで葬儀を行うかで変動します。

3のおもてなしは人数によって変動します。

4のお礼は寺院によって様々です。

 

打ち合わせで葬儀の規模や家族の要望などを伺い、サービスの提案をして見積書を作成します。

本来であればその時点で変動する可能性があるのは3のおもてなしだけになるはずです。

 

ところが、イレギュラー等を理由に葬儀終了後に見積書の金額より高額な請求をする葬儀社も残念ながら後を絶ちません。

 

例を挙げます。

30人想定だったところ100人超の弔問があったことを理由に急遽音響やテント等の設備を増設したり、スタッフを増員したことが理由とのこと…

葬儀のプロから見ればその担当者は実力が無いか詐欺師かのどちらかです。

そもそも通夜が始まって急遽の増設や増員は不可能に近いです。

しっかりと打ち合わせをすればどのような規模の葬儀になるか把握するのは難しいことではありません。

もし多くの弔問が予想される方が家族葬を希望した場合は最適な方法を示さなければなりません。

 

遠方の知人は自宅での家族葬を希望したところ、当日は多くの弔問があったそうです。

それでも返礼品と礼状が不足しませんでした。

もはや確信犯ですね。

 

一部の悪徳葬儀社のせいで葬儀業界全体に不信感を持たれることは非常に残念なことです。

ほとんどの葬儀社は誠実に対応しているはずです。

ネットで情報が得られる現代では様々な葬儀社を調べることができますが、同時に正しい情報を得ることも重要になります。

 

ネットで調べた上でさらに電話や対面での相談をすることで、より良い葬儀社を選ぶことができるはずです。